「あの先生、厳しいから高得点が出せないんですよね」

1人の生徒が私達に寄ってくる。

「確かに…てか、谷口先生!」

「何?学校史上の天才、氷翠ちゃん」

「だから、その言い方止めてくださいよ…」

私は、苦笑をしながら言った。そして「これって…」と疑問に思ったことを言う。

「私達、8年ぐらい前にこの学校卒業してるんですけど…まだこのランキングに私と美影の名前が乗ってたんですね」

「それは、氷翠ちゃんと美影くんが魔法術に優れていたってことだね」