私は、小さな子供がはしゃぐように、走りまわっていた。

 どんっ…。

 「あっ!ごめんなさい!」
 私は、誰かにぶつかり、ぱっと振り返った。

……とそこにはスーツの似合う、笑顔の素敵な男性が…。ヤバい…。

「面白いコが入ったって聞いたけど、本当だね。」
 ははは、と笑いながらその人が話しかけてきた。
 「担当講師の三浦です。」
 笑顔で手を差し出す先生…。

この人が担当講師!?
ヤバい…さっきからドキドキが止まらんよっ!!
 「よ…よろしくお願いしますっ。」
 ヤバい噛んだよ…。しかもよく考えれば…出会い最悪じゃん…。
 私も手を出して先生と握手をした。