「絶対入らんけん!!」
まだ高1の私は、腕を組んで、椅子に深く腰をおろした。
 「いいやん♪案外面白いかもしれんしっ☆ねっ?」
親友の愛が一生懸命に説得する。
 だって塾だよ?しかもまだ高1なのに…?絶対やだっ!ウチはまだ遊びたいんだよっ??
 頑として拒否する私に、塾の先生も困り果てていた。
 「そんな無理に勧めることでもないだろ?愛?」
 先生がお茶を一口すすりながら言う。いいこと言うじゃんこの先生は☆
 「だって渚に入ってほしいんやもんっ!」
 ねっ?って愛はきれいな瞳でこっちを見る。愛にそんな風に言われると、心が揺らぐ…。うーん(--;)まあ別にいいけどねっ?どうするよ?
 迷いだした私に、愛は
「出会いは確実やね☆」
と囁いた。

 ………!!!

 「入りますっ!!よろしくお願いしますっ(>∀<)」
 ……即決だった……。