さっきの夢だった………?
うっすら記憶に残るジャクソン先生の声。
お父さんとお母さんの話だった気がする…。
私のことも話してたような。
今朝の急患のことが、頭にいっぱい浮かびながらも、ジャクソン先生の声も反芻していた。
やっぱり私は…長くは生きられないのかもしれない。
そう思うと涙が溢れると同時に、いつか日本で起きた腹痛が襲った。
「ぃった………。」
トントン
『かな…入るよ?』
あまりの痛さに声が出ないでいると、たけるが部屋に入ってきた。
『かな!?どうした?』
「ぃったい……。」
膝を曲げてくの字になるかなを仰向けにすると、かなの痛がるお腹にたけるの手が軽く押しつけられる。
「痛いっ!!!」
『ここだね。』
そう言うと持っていたPHSでジャクソン先生に連絡をする。
『かな、大丈夫だからね。すぐに楽になるよ。』
そう落ち着いて言いながらも、どこか焦った表情のたけるは、必死にかなの背中をさすった。



