未知の世界6



さっきの夢だった………?





うっすら記憶に残るジャクソン先生の声。






お父さんとお母さんの話だった気がする…。






私のことも話してたような。







今朝の急患のことが、頭にいっぱい浮かびながらも、ジャクソン先生の声も反芻していた。






やっぱり私は…長くは生きられないのかもしれない。






そう思うと涙が溢れると同時に、いつか日本で起きた腹痛が襲った。







「ぃった………。」







トントン






『かな…入るよ?』







あまりの痛さに声が出ないでいると、たけるが部屋に入ってきた。








『かな!?どうした?』







「ぃったい……。」






膝を曲げてくの字になるかなを仰向けにすると、かなの痛がるお腹にたけるの手が軽く押しつけられる。






「痛いっ!!!」






『ここだね。』






そう言うと持っていたPHSでジャクソン先生に連絡をする。






『かな、大丈夫だからね。すぐに楽になるよ。』







そう落ち着いて言いながらも、どこか焦った表情のたけるは、必死にかなの背中をさすった。