それから毎日薬は飲んだかどうかの確認を、ジャクソン先生とたけるにチェックされ、夜は寮に戻ってきた椎名先生による診察と吸入が朝晩と続き、私の体調は万全の日々を送れていた。











時折、日本にいる幸治さんからの電話に出られる時は出て、大した内容ではないけど、少し話して終わる…ことも。それでも少しの時間、孝治さんと繋がれるって嬉しい。






ジャクソン先生が主治医になっていることや私のお父さんとお母さんの話を聞いたことも伝えたら、ものすごく心配していたけど、私の様子から大丈夫だと分かったのか、それ以上孝治さんから私の両親について聞かれることはなかった。







孝治さんは私が知るよりもずっと前に、日本にいるお父さんから、私の両親のことを聞いていたようだった。
そのことよりも毎日吸入していることや薬も飲んでることを話したら、毎回の電話でその確認を何度もされてしまった。







毎日多忙だけど、それなりに体に気を使ってくれる同僚がいて、もしかしたら、日本よりも働きやすさも感じていた。





日本もみんな優しいし、気を遣ってくれるけど、それ以上にほとんどが私の主治医だから、





本音を言うと…






色々と厄介なことな方が多い。
常に監視されてる感が半端ない、とか。
日本には健康体の人が多いから、医局の中では私のような病弱な人間はすごく目立ってしまうけど、ここでは周りにも同じやうな持病のある人が普通にいるから、何ら目立たない。





まぁ働きやすいと言っても、環境や生活スタイルはアメリカだから、日本の方が私には合っているけど…。