何とか食べ終えて目の前を見ると、
『薬…飲めてないのか?』
静かな声で、心配そうな目で私を見ている。
うん、ジャクソン先生は私の病気のことを知っている。
「忙しくて…すいません。」
『そうか…。』
考え込んだ顔のジャクソン先生はそれ以上何も言わなかった。
医局に戻ると薬を持って近くの休憩所へ。
誰もいないことを確認して、食後の薬を飲むと、医局へ再び戻った。
『ここで飲んだらいいのに。』
ジャクソン先生が机の反対側から声をかける。
「あ…はい。そうなんですけど、みなさんに色々聞かれるのも。」
薬について聞かれて、さらに病気を知られた時に、今までどおりの対応をしてくれるとは限らないから。
返事のないままジャクソン先生は自分の机に戻って行った。



