初めて竹内くんに会ったのは、4月のこと。

隣の席の人と自己紹介しましょう、という先生の粋な計らいによって私は竹内くんとペアになった。

その時のことは今でも忘れない…。

「綾瀬……なつかぁ?
はるかじゃねえのかよ…

あぁ、顔も身体も似ても似つかねえな、名前だけか」


そう言ってくれた彼の視線に私はやられてしまったのである。


「待って待って待って待って今の場面のどこにやられる瞬間があったの?!
悪口じゃないこんなの!!」

頭を抱えて発狂するヒカルも微笑みでかわして、
私はまた思い出に浸る。




出会ってから半年、竹内くんへの思いが抑えられなくなった私は1度目の告白をした。