芋野家オールスター勢揃いだ。

「逃げるんだ。取りあえず力の続く限り逃げるんだ!」

この最強メンバーにスペシャルリンチを加えられたら命がいくつあっても足りない。
僕は玄関に背を向け一気に走り出した。

「走ろう・・・ そして行けるとこまで行こう」

目の前には満月のお月様が輝いていた。
あのお月様まで走ろう・・・ そしてうさぎさんと仲良く暮らそう・・・

僕は丸いお月様に両手を広げながらいつまでも走り続けた・・・。


- 完 -