「返事はいつでもいいから」
春輝くんは無理して笑ってるように見える。
春輝くんのいい所は無邪気な笑顔、なのに。
無理してるなんて春輝くんらしくない。
だから、無理させないように。ちゃんと私の気持ちも言わなきゃ。
「わ、私も!!⋯⋯好き」
「え、うそ」
「ほ、ほんと!」
急に恥ずかしくなってそっぽを向く。
「まじで!?嬉しすぎるんだけど!」
さっきの真剣さから打って変わっていつもの春輝くんに戻った。
「⋯⋯本当は私から言うはずだったのに」
「もしかして花火の前?」
「うん。タイミングが悪かった⋯⋯」
「俺、葵ちゃんから花火大会誘われた時点で絶対にしようって決めてたから出来て良かったけどな 」
「花火の前に言いかけるんじゃなかったー」

