「葵ちゃん」
「なに?」
花火に目を向けたまま返事をする。
「葵ちゃん」
今度は名前を呼ばれながら顔を春輝くんから向かせられた。
私のほっぺたに春輝くんの手がある⋯⋯。
ど、どういう状況これ!?
「え、えっと⋯⋯?」
しかも距離もなんか近いよ!?
「俺、葵ちゃんのことが好きだ」
「え?」
好き⋯⋯って単語が聞こえた。えっと。誰が誰を?
春輝くんが私⋯⋯を?
「葵ちゃんのこと好き」
「だ、大丈夫!聞こえてるよ!!」
聞こえてないと思ったのか2回言ってる春輝くん。
言う分だけ恥ずかしくなる⋯⋯。
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