次の日から、海野君を見なくなった。 先生曰く”少し事情がある”かららしい。 みんなまことしやかに”何番目かの彼女に刺されて入院しているらしい”なんて噂している。 ほら言わんこっちゃない、だから忠告したのに。 そう心の中で悪態をついたと同時に昨日の海野君の顔が浮かんできて、慌ててかき消す。 きっとなんでもない顔で、ひょっこり顔を出してまたくだらないことを言ってへらへら笑うんだろう。 そう思った。 海野君は1週間経っても学校に来なかった。