「智也くん、さっきの人誰?」









智「先輩は知らなくていいよ」









「どうして?」









智「先輩には関係ないから」









―――――ズキッ









どうしてだろう。





胸が痛む こと には慣れたはずなのに





この胸の 痛み にはなかなか慣れない。






だから







「そっか...」








痛みにも慣れられるように待つよ。






きっとそれが、私にとっても君にとっても





最善の手立てだと思うから。