あれから、合宿中




私の携帯のディスプレイに





彼の名前が写ることは無くなって





私から電話することも出来なくて




彼の声を聴くのも



彼の笑顔を見るのも




固く冷たい画面越しになってしまった。





画面の中で、必死に頑張っている彼に




「頑張れ」




そんな一言でさえ、伝えられなくなった。






本当は、もうこの頃から





心のどこかで気付いていた





君が少しずつ、遠くなっていくこと。






君が夢を掴みとった時







その時







最後のワガママを伝えた私は







君から、そっと






離れることになるんだろう。って