今まで5年間




高校を中退してからも




ずっと夢を追いかけてきた翔太くん。




昼は、現場仕事



夜は、ボイトレ




疲れていても、絶対弱音なんて吐かなかった。




夢のために何度も何度もオーディションを受けて




4年前は、二次審査まで突破して




去年は、あるレコード会社が主催するオーディションで



二万人の中の準グランプリに輝いて。




確実に、夢に近づく彼の背中をずっと見ていた




だから







「..私は、隆二くんのこと応援するよ」






私は、君を一番そばで支えてあげたい。


そう思ってるんだよ。






翔 「うん。ありがとう。


あと、俺


...これで最後にしようと思う」




「え?」





翔 「これで、絶対、夢叶えるから」






「...うん!」






その言葉に、少しも寂しさを感じなかったと言ったら





それは嘘になるけど






君のその覚悟には






きっと、いろんな想いがあると思うから。







なにより、今の翔太くん




すごいかっこよくて






今の君なら、きっと〝夢〟叶えられると思うんだよ。