「...似てる?」







百 「嫌だったら、ごめんね?」






そう言うと申し訳なそうに、眉を下げる。




嫌なわけない。




だってこんな優しくて、明るくて



なのに、女性らしさも持ち合わせていて



どんな時でも、凛とした



そうだなあ、花にしたら白百合。




百合さんはそんな人。





百 「初めて、華ちゃんを見た時、初めてあった気がしなくてね

不思議でしょ?

で、一緒にいるうちに分かったの

ああ、この子私に似てるなぁ。って」





運命かもねー?




なんて、楽しそうに笑う先輩





そんなこと思ってくれてるなんて知らなかった。





もし、本当に似ている所があるのなら





私が、百合さんくらいの歳になれば





白百合みたいな女性になれるんだろうか。



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