結城くんと言い玲くんと言い…



朝から呼び出されまくってて全然話してない。



これが毎年なんて…、考えるだけでも大変そう。



「うーん…まぁ、嬉しいけどね。でも、俺本命は貰ってないよ?のんちゃんからしか貰わないって決めてるし!あ、それとも義理ももらって欲しくなかった??だったら今から返して…」



「いやいやいや!断じてそういう意味では…。というか、あの…えっと…「…クスッ、嘘だよ嘘」



なんてお腹を抱えて笑っている玲くん早くタチが悪い。



でもこれはきっと、私が玲くんと話すことに気まずさを感じさせないようにしてくれているんだと思う。



そんな玲くんに今まで黙っていた奈々ちゃんが口を開いた。



「そんなこと言って、あながち嘘でもないんじゃないの?」



「そ、そんなわけ…っ」



「あら、顔が赤いわよ」