きみの瞳が私を誘引する

金縛りになったみたいに硬直した私をよそに
きみは慣れた手つきで髪をひと撫でした

夕陽が二人だけの教室を赤々と照らした

「萌、、、俺さ、、、」

トクン、と鼓動が跳ねた

私は試されてる?

この魅惑的な唇から、次に発せられる言葉を
予想するのは容易い

だけど、、、

怖いと思ってしまうのは、きっと

初めて見るきみの欲情した危険な瞳のせい