ある日の夕方過ぎ、

ケンタとミサキはいつもの様にコンビニで仕事中である。

するとそこに一人の女子高生が来店した。

髪型は明るい茶髪の巻き髪。
スカートは短めで、姿格好は正に今風のギャルといった感じだった。

その女子高生は、すぐに雑誌のコーナーで立ち読みを始めた。読んでいるのはティーン向けのファッション誌。

しばらく読んだ後、今度はブラブラと店内を歩き出した。

ケンタもミサキも特に気にせず仕事を続けていると、女子高生の動きが突然怪しくなって来た。

急に周りをキョロキョロと気にし始め、特に監視カメラの位置を確認している様にも見える。


「ねぇ、ミサキちゃん。あの女子高生さっきから怪しくないかな？どうも万引きしそうに見えるんだけど。」

「うん、確かに怪しいかも。どうする？あたしが店長呼んで来ようか？」

「いや、まだ店長には言わなくていいや。取りあえずオレが気付かれない様に見張るからミサキちゃんは普通に仕事してて！」


ケンタはミサキにそう言うと静かに女子高生に近付いていった。その時、ちょうど女子高生がコスメ商品を自分のバックに入れているのを目撃した。


「おい、お前何してるんだ！」