慧君の友達の言葉から、私は自分を責めるようになった。

だけど、慧君に迷惑をかけてしまったかもしれない。だから、メールを送った。

「ごめん」たった3文字だけ。送った私は、疲れていたのか眠ってしまった。
気がついたら、2時間が立っていた。

新着メール1件

慧君からのメールだった。久しぶりのメールだった。

「何が?」たったそれだけなのに、メールを見たら嬉しくなっていた。
返事を送った。「ごめん、面倒くさかったんでしょ?もう無理してメール送らなくていいから。」

すぐに返事がきた。「朱莉、聞いて」って。
「聞くよ」そう送った。
「僕は、メールがめんどいんじゃなくて、今、勉強と部活と塾でなかなか時間作れなくて、 メールを送るのが難しいの。
ごめんね。僕は、誰かを好きになったのが初めてだからよくわからなくて…」私は、きちんと慧君のことを考えずに勝手なことをしていたんだなぁ。そう思った。