だけど、僕は、自分の好きな女の子を傷つけてしまった。

朱莉が僕に話しかけてくれる。映画にも誘ってくれるって。自分の気持ちを素直に言えなかった。

あの子の笑顔を僕は、作らないといけないのに…

記念日だって忘れていた訳ではない。ただ、朱莉がメールで言ってくれるだろうって思っていた。

だけど、僕は、成績の停滞から、携帯を没収されてしまった。


月日が流れしだいに朱莉は僕に目すら合わせなくなった。