拝啓、未来へ




「………。」

『はる?ほんま大丈夫か?迎え行くから、』



ねえ、恭ちゃん。
今日、いろんなことがあったんだ。

いろんなこと、考えた。
普段使わない馬鹿な頭をフルに使って、胸の奥もぐちゃぐちゃで。


わたし、ちょっと疲れちゃった。



「………。」

『おい、はる?』



だから甘えても、いい?
優しい恭ちゃんには、やっぱり重荷になっちゃうかもしれないけれど。

いろんなことを考え思って、すごくすごく疲れたの。



「恭ちゃん……っ」



その大きな存在に、今、甘えたくて縋りたくて仕方ないよ。