~恋の始まりEpisode 1~



始業式か、案外長くてだるいんだよな
……。
新しい先生来るんだ。
へえ、技術か、
ふーん、〖臼井剛太郎(うすい こうたろう)〗
先生かあ。
私後ろの方だから全然顔見えね〜w
けど、声すきだな
後で話しかけに行こーっと!

____始業式終わり____
つかれたー!!
やっと終わったよー
座ってるだけで疲れるとか無理!!w
ん?
あの人、さっきの人だ〜
話しかけに行こーっと
私は背中しか見えない臼井先生に話しかけに行った
私「臼井せーんせっ!」
先生は私に気づいてこっちを向いて
にっこり笑って
臼井先生「こんにちは。臼井ですよろしくお願いします」

ドキッ…
え、なに今の
ドキッ…ドキッ…
やめてよ痛いな
臼井先生「どうしました??あ、そうだ名前聞いてもいいですか?」
え、あ、答えなきゃ
私「あ、峰岡瑞生です」
臼井先生「峰岡さんよろしくお願いします」
また先生が笑う
それと同時に胸がキュンと締め付けられて
苦しくなる
これってまさか…いや、まさかね…




「……いや恋だよ」
私は幼稚園からずっと一緒にいる幼なじみの朱里に相談した。
朱里は高校こそ別々になってしまったが、家はほぼ隣でよく遊んでる。
いや、まさかだとは思ったけどほんとに!?

これが、恋…!
嬉しい!これから始まる恋が楽しみっ。


楽しみだったのに恋があんなに辛くて、
でも楽しくて、切なくて悲しいものだとはこの時の私はまだ知らない。