先生の特別になりたい。





「ねぇねぇ!この後遊び行かない?カラオケとか!」


終礼が終わった直後、沙耶が飛んできた。



うーん、遊び…行きたいけど…


すると、沙耶はあたしの手元をじっと見た。


そして、目を丸くして、


「え…あんた、新学期初日から居残り勉強かい…?」



あたしの手元には、数学のノートと教科書。



い、居残り勉強って…言い方…


あたしは首を振った。


「違うって、ちょっと質問したいのよ。明日も2時間数学あるから…」



沙耶は頭を抱えて首を振った。


「あーやめてやめて!せっかく今日授業終わったのに…

真面目かよ!!…って、あんたはマジの真面目だったわ。」




…ちょっと、その人をあわれむような目、やめて…



「とにかく、今日のわかんないことは今日のうちに解決しとかないと、明日置いてかれるからさ。
あたし、バカだし…」



沙耶が腕を組んでほっぺを膨らます。


「舞奈がバカだって言ったら、わたしはどうなるのよ…

わかった。じゃあ今度の土曜遊びに行くよ!」



「ふふ、了解!」


沙耶と別れ、カバンを持って職員室前に言った。