先生の特別になりたい。






あたしは塾なんて行ってないし、だから質問とかは学校でするから、自然と放課後に先生と話せるんだ。


あたし、もともと数学あんまり好きじゃないから、特に質問が多い教科。だから、先生とたくさん話せてラッキーなんだよね。



なんだかんだで授業が終わり、あたしは先生に近づいた。



「先生ー、年越しは1人だった?」


ふざけてる雰囲気で先生に話しかけた。



先生は腕組をして、あたしの方を向いた。



「友達といたよ。別に1人でも良かったんだけどね。」


「一人ぼっちで年越し?だから、早くお嫁さん見つけた方がいいのにー」


「うるさい。余計なお世話だ。べつに1人でもいいんだよ。」



そう言いながら笑ってる。

あたしも自然と笑顔だった。

先生と話してる時、すごく楽しい。


こういう何気ない会話が楽しくて…。


「まーな!先生がどうしたのー?」


後ろから来た沙耶がにやにやしながら言う。


「先生、一人ぼっちの年越しだってー」


「嘘!ほんと?うわー、寂しすぎる…」



「お前ら俺を勝手に1人にするな!」



そう言って、3人でわいわい話してた。


そんな休み時間が過ぎて、放課後になった頃には、もうみんか疲れ果てていた。


冬休み明け初っ端から6時間授業はそうとうきたらしい。