「っ…うっ……ひっく…」




涙が止まらない。



真っ暗な中、小さな電灯の光しかないホームでひとり、しゃがみこんでいた。



なんでこんなに涙が溢れてくるのか、なんで泣いてるのか、もうわからなかった。




けど確かに心にあるのは、あなたの温もりと、優しさだった。



あなたがくれた、たくさんの温かいものがありすぎて、苦しい。



もう、戻れないのに。あの頃には、戻れないのに…



諦めた、はずなのに……



どうしてこんなにあなたを求めているんだろう。