相原くんはそんなに目立つタイプじゃない

奥二重の目は優しいというよりは、クールな印象

あまり感情の起伏もないから何を考えてるか
いまいち謎だし、、、

そーいえば、小学校の頃から大勢でワイワイする
タイプでもない

言わば私とは本当に真逆なんだ

なのに、、、

そんな真逆の彼からとんでもない台詞が
私へ向けられた

天地がひっくり返る位に驚いた

それは真夏の西陽がジリジリと降り注ぐ午後

私は二度目の図書室へ誘いをうけた

今度は勉強しようじゃなくて、話したいことがある
感情のない目からはその真意を探ることは不可能で、
仕方なく図書室へ足を向けた