家に帰ると、兄の姿はなく、母の姿だけがあった。
「母さん、兄貴は?」
と、恐る恐る聞いてみる。
振り返った母の目には涙があった。
「葵威…、楓馬ね、入院でしっかり検査するって。もし、重い病気だったら…あたしが止めてあげれば…。お母さん失格ね…」
「まだ、まだそう決まった訳じゃないだろ!?兄貴を信じてあげろよ!それこそ母親失格だろ!」
…なんでこんなムキになってるんだろう。
そんなの答えはひとつ。
兄のいないバスケは楽しくないから。バスケの大切さを教えてくれた兄がいないなんて考えられないから。
次の日、俺は学校をサボり兄の見舞いに行った。母には、どーにか誤魔化してもらい、朝早くから向かった。
「兄貴!元気?」
と元気に病室に入っていく。
「お、葵威か。今日学校はどうしたんだよ?」
「え、サボった」
「俺のために??」
「そうだよ。心配してんの。」
…なんの会話してるんだか。
以外と兄貴元気そうで良かった。
「母さん、兄貴は?」
と、恐る恐る聞いてみる。
振り返った母の目には涙があった。
「葵威…、楓馬ね、入院でしっかり検査するって。もし、重い病気だったら…あたしが止めてあげれば…。お母さん失格ね…」
「まだ、まだそう決まった訳じゃないだろ!?兄貴を信じてあげろよ!それこそ母親失格だろ!」
…なんでこんなムキになってるんだろう。
そんなの答えはひとつ。
兄のいないバスケは楽しくないから。バスケの大切さを教えてくれた兄がいないなんて考えられないから。
次の日、俺は学校をサボり兄の見舞いに行った。母には、どーにか誤魔化してもらい、朝早くから向かった。
「兄貴!元気?」
と元気に病室に入っていく。
「お、葵威か。今日学校はどうしたんだよ?」
「え、サボった」
「俺のために??」
「そうだよ。心配してんの。」
…なんの会話してるんだか。
以外と兄貴元気そうで良かった。


