次の日俺らは次の試合へ向けての練習が始まっていた。
兄は今日病院に行って体調を見てもらうらしい。学校も休んで行くと言っていた。
部活へ行くと、3年生の先輩、2年、1年の後輩みんなが心配そうな顔をしていて。
「葵威。楓馬、どーなんだよ?」
と副部長。
「今日、病院行くって言ってました...、正直俺も心配で...。万が一入院...とかになったら、俺っ...。どーすればいいかっ分からないっす...。」
兄の様子だと普通じゃないのが分かるんだ...だから余計に悪い方へ悪い方へと持って行ってしまう。
...ポンと頭に手が乗っかる。
「楓馬なら大丈夫だ。お前が信じてやれなくてどうするんだよ。楓馬が大切にしてるのはお前なんだぞ。」
...え?そう...なの?
「あいつ、試合始まる前から体調悪いの知ってたんだろうな。多分初戦の時も。それであいつ、俺に言ってきたんだよ。【俺、試合勝てるかわかんねぇ。】って。今まで弱音全く吐かなかった楓馬があんな事言うんだ。絶対何かあったなと察したんだよ俺は。」
そんな、兄がそんなこと言うなんて。
「それで、あいつはお前にチャンスを与えたかったって。1番練習してるのをそばで見てきたから、だから、あいつを入れてやってくれっ。って。やっぱ先生は反対してたけどな。それからのお前の練習風景よく見てたよ。結果お前の最後のスリーポイントのおかげで勝てたからな。」
だからあの日、俺に試合出れるかもしれないから練習頑張れよって言ったのか。
楓...馬!バッカじゃねーのっ。実力で上がってこなきゃ意味ねーだろよ。
「葵威先輩!楓馬先輩は??」
と1年に聞かれる。
「みんなで大丈夫だと信じよう。兄がいないと岩山中バスケ部にならねーんだからさ!」
「おう!!」
みんな兄を待ってる。だから、何もないような笑顔で家に帰ってきて...。頼むから。
兄は今日病院に行って体調を見てもらうらしい。学校も休んで行くと言っていた。
部活へ行くと、3年生の先輩、2年、1年の後輩みんなが心配そうな顔をしていて。
「葵威。楓馬、どーなんだよ?」
と副部長。
「今日、病院行くって言ってました...、正直俺も心配で...。万が一入院...とかになったら、俺っ...。どーすればいいかっ分からないっす...。」
兄の様子だと普通じゃないのが分かるんだ...だから余計に悪い方へ悪い方へと持って行ってしまう。
...ポンと頭に手が乗っかる。
「楓馬なら大丈夫だ。お前が信じてやれなくてどうするんだよ。楓馬が大切にしてるのはお前なんだぞ。」
...え?そう...なの?
「あいつ、試合始まる前から体調悪いの知ってたんだろうな。多分初戦の時も。それであいつ、俺に言ってきたんだよ。【俺、試合勝てるかわかんねぇ。】って。今まで弱音全く吐かなかった楓馬があんな事言うんだ。絶対何かあったなと察したんだよ俺は。」
そんな、兄がそんなこと言うなんて。
「それで、あいつはお前にチャンスを与えたかったって。1番練習してるのをそばで見てきたから、だから、あいつを入れてやってくれっ。って。やっぱ先生は反対してたけどな。それからのお前の練習風景よく見てたよ。結果お前の最後のスリーポイントのおかげで勝てたからな。」
だからあの日、俺に試合出れるかもしれないから練習頑張れよって言ったのか。
楓...馬!バッカじゃねーのっ。実力で上がってこなきゃ意味ねーだろよ。
「葵威先輩!楓馬先輩は??」
と1年に聞かれる。
「みんなで大丈夫だと信じよう。兄がいないと岩山中バスケ部にならねーんだからさ!」
「おう!!」
みんな兄を待ってる。だから、何もないような笑顔で家に帰ってきて...。頼むから。


