伊原くんの席のほうを見ると、彼はいつのまにか教室に来て、席についていた。 私はスマホの画面をもう一度見る。 図書室……。 白石さんは、校舎の3階にある図書室の窓から転落した。 その図書室で、伊原くんは何か私に話したいことがあるんだろう。 ちょうどよかった。 私も伊原くんに渡したいものがあるから。