「わかった。私も一緒に事故のこと調べる」 「本当か?」 「まかせて、相棒っ」 私は自分の胸を拳で叩いて、得意げな笑顔を見せた。 「よろしく頼みます」 伊原くんはかしこまって、私に頭を下げた。 「でも、どうして私を相棒に選んだの?」 いままであまり話したこともないし、私が相棒に選ばれたことが不思議だった。