布団の中で見つめ合う私たち。 「風杏の返事は?」 「……私なんかが彼女でいいの?」 「“私なんか”なんて言うなよ」 「だって……伊原くんと私じゃ住む世界がちがいすぎる。伊原くんはムーンライトのヒカルで、ファンの子も大勢いて……」 「風杏は、俺にはもったいないくらいステキな女の子だよ」 彼は私をぎゅっと抱きしめた。 「風杏の気持ちは?」 私の気持ちは……。 「風杏の気持ちが聞きたい」