クラスメイトの告白。



心臓がドクンと大きな音をたてた。


一瞬、頭が真っ白になる。


「いま、なんて……?」


「いいかげん気づけって」


「え? え? ええっ!?」


「好きな子にしかネックレスもあげないし、好きじゃなかったら、抱きしめたり、頭にその……キスなんてするわけないだろ」


「そ、そ、それは……夏休み前の、あの夜のことでしょうか?」


「うん」


彼は恥ずかしそうな顔で、頭をかく。


伊原くんの両親が事故で亡くなったことを、私に話してくれた夏休み前の夜。


あの夜のことは、夏休み中もずっとドキドキしていた。


でも、新学期になるまで彼から1回も連絡がなかったし、私の勘違いだと思っていた。


だいぶあとになって夏休み中は、彼がムーンライトのツアーで忙しかったのだと知ったけど……。


「好きだよ、風杏」