クラスメイトの告白。



……彼女のこと、本当に大切に想ってるんだね。


彼女が目覚めるなら、自分の命はどうなってもいいなんて……。


こんなふうに誰かを愛したことなんて、私にはない。


でも、すごく憧れる。


「白石さんが目覚めたとき、伊原くんがいなかったら意味ないよ」


「え……?」


「つらい気持ちはわかるよ。でも、自分の命がどうなってもいいなんて言わないで……。白石さんの命も、伊原くんの命も、同じくらい大切なものなんだから」


彼女が安心して目を覚ますことができるように。


彼女とまた一緒に笑うことができるように。


伊原くんは、元気でいなくちゃダメだよ。