「風杏にはバレてもいいと思ってた。だから最初から、ふたりだけのときは素を見せてただろ? もし気づいても秘密を守ってくれる人だと思ってたから」
「最初から私を信用してくれていたんだね」
「あたりまえじゃん。だから相棒になってもらったんだよ」
「もっと早くヒカルだってこと、私に言うチャンスあったでしょ?」
「あったけど……風杏が興味ないの知ってるから、正体明かしたところで“んで?”って言われそうで怖かったんだよ。俺にだって少しはプライドというものが……」
「いくらなんでも、もっとリアクションするよ」
いまだに動揺しているけど。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
