それから2日後、水曜日の朝のことだった。


学校につくと、下駄箱に小さな紙が入っていた。


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放課後、図書室で待ってる。

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誰からの手紙なのか、名前も何も書いていない。


誰だろう……?


もしかして伊原くんから?


前に手紙で体育館裏に呼び出されたし……。


図書室というと、白石さんの事故のことで新たに何かわかったのかもしれない。


でも彼ならスマホにメッセージを送ってくるはず。


不思議に思った私は、手紙を制服のポケットにしまい、伊原くんにメッセージを送ろうとする。


そのとき、正門から歩いてくる伊原くんの姿が見えた。