驚いた事に、以前、僕と みーにも同じような出来事が

あったからだ。

僕たちがカップルベンチで座っていると、

風で1枚の葉っぱが僕の頭の上に乗ってしまった。

それを見た みーは、

「涼くん、タヌキみたーい。何か化けてよ~」

と、みーは大笑いしていた事を

僕は思い出したのだ・・・

そうか、きっと みーはこの事を思い出して

微笑んでたんだ。

そして みーに枯葉を取ってもらった彼は

お礼を言った後、みーが泣いていた顔に気づいて

心配してくれていた。

しばらく2人はベンチで話をしていたが、

そのうち一緒に公園を出てしまった。