それは光り輝く、小さい玉のようなものだった。

支配人はその玉を僕に差し出し

受け取るように言われた。

これもまた見た事もない光の玉で、すごくキレイだが

僕は恐る恐る、その光の玉を受け取ってみた。

しかしその玉は重みがなく、何故か形もハッキリせず

フワフワとしていた。

「これは何だ?」

僕が聞くと支配人は

「うーん、お前たち人間は何でも名前を

付けたがるよな。まぁ、いわばこれはお前の念を

形にしたようなもんだ。」