「いや、涙のあとが見えるから、心配でさ。」
「それならさっきまで寝てて、変な夢を見たの。その夢の中で私、泣いてたんだ。」
慶次郎は、少し神妙な顔で「変な夢?どんな?」と聞いてきた。
「うん、なんか私が1人であの丘の上に立って、泣いてるの。ただそれだけの夢。」
うーん、と慶次郎は悩んでる素振りをめせ
「久しぶりに行きたいんじゃないのかな?あの丘に。行こうか?」
と、優しく微笑みかけた。
「うん、行きたい!行きましょう。」
少し興奮気味に言って、あの丘へと行くことにした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…