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そして、幸せな時間は唐突に終わりを告げた。

12月の中頃、日本はアメリカとのにち、"太平洋戦争"と言われる戦争を始めた。

私達は身を寄せ合うように、西河家へと移住をした。

「慶次郎、怖いわ。このまま空襲で死んでしまうの?慶次郎は徴兵されてしまうの?私、怖くて、こわ・・・くっ・・て、。」

「大丈夫だよ、落ち着いて。僕達は経済的な面でこの戦争に貢献している。徴兵されることはないよ。それにこんな無意味な戦争、すぐに終わるさ。」

そういって、私を優しくて抱きしめた。

私も離れまい、離さまいとぎゅっと抱きしめ返した。