恋愛経験ゼロの彼が実はオオカミくんだった?!

何か、あほらしい。
私、どうしてこんな人と付き合ってたんだろう。
だんだん笑えてきた。

「わかった。別れよ。実はさ〜私も好きな人がいるの。だから、これからはお互い好きなようにしよ」

「なんだ、葉月もいたのかよ」

その声は残念そうというよりもむしろ嬉しそうだった。

「お互い幸せになろう」

そう最後に言ってから電話を切った。

部屋には静寂が広がっていた。
別れよと言われてあまりショックを受けていない自分に驚いた。

今、私の頭に浮かんだのは男子と仲良く話して笑っているいとちゃんの顔。

なんとなくこうなることがわかっていたような...

なつとみくと話してる時に感じた心のしこりは綺麗になくなっていた。