恋愛経験ゼロの彼が実はオオカミくんだった?!

私たちに隠し事するとか意味わからないとか、
彼氏いるくせに他の男のこと良いとか言って最低とか、とか...

そんな言葉を言われる覚悟をした。

すると、いきなり私の手を握るみく。

びっくりして顔を上げると、そこには優しい顔をしたみくとなつがいた。

「あ、あの...」

恐る恐る口を開いてみる。

「辛かったでしょ?」

予想外のみくの言葉に動きが停止した。

「私だって、そんな関係になってたら言えてないよ。だから、気にすることない!」

なつの言葉でさらに目を見開いて2人を交互に見る。