【短】回覧板~小さな繋がり~


「あー、美鈴かわいそー。
 翔はダメな兄ちゃんだねー。」

「ねーっ!」


子供をあやすような口調でいつも味方してくれる祐君。

たった3コしか年違わないのにね?

やっぱ、
祐君がお兄ちゃんなら良かったなー…。


・・・・・・・・

「ほーら、また負けた。」

せっかくゲームしたのに
ビリは当然あたしで…。

また翔にからかわれた。

「ふーんだっ!!
 1位じゃないくせにっ!」


1位、祐君

2位、翔

ビリ、あたし

その順位はいつも同じ…。

変わることなんてないのに
何回もこのゲームしちゃうんだよなー。


「そろそろ帰るかなー?」

「そ?じゃまたなー。」

「祐君、ジュジュ、バイバーイっ!!」


・・・・・・・・


季節は流れて、

冬が来た。


「祐君っ!翔っ!
 雪合戦しよーー!!」


相変わらず仲良しで回覧板が来なくても3人でよくあそんでいた。

「はぁ!?
 どんだけ元気なんよ。」

2人共、文句を言いながら結局は一緒に遊んでくれる。