【短】回覧板~小さな繋がり~


―――ピンポーン♪

“ピンポン”を押してから
誰かが出てくる間の妙な緊張感が好き。


それは6歳の頃から今も変わってない。

「はーい。あ、翔と美鈴か。」

出てきたのは翔と同い年の
祐(ゆう)君。
本名、中田祐斗(ゆうと)君。


「はい、回覧板。」

「あんがとー。…遊んでく?」

「「うんっ!」」


翔もあたしもこの為に回覧板を持って行くようなもん。

祐君は翔なんかよりも優しいし、面白いし…。


第2のお兄ちゃんって感じだった。

「ジュジュー。
 遊びに来たよーっ♪」

「美鈴ちゃん。こんにちは。」

「おばあちゃんっ!こんにちは。」


「美鈴、祐斗の部屋行くけどどうする?」

「行くっ!
 …ジュジュ、またね。」


トコトコと、翔と祐君の後を着いてまわる。

それが6歳のあたしの遊び。


「ゲームすっかー?」

「いいねー」

「あ、あたしもっ!」

「どうせ負けるんに?」

「んあー?翔のバカっ!!」


翔なんてキラーイ!

それと違って、…