イケメンエリート、はじめての純愛⁇



「で、でも、私が自由恋愛を望んでも、そのお相手の方は相当な苦労をすると思います。
たぶん、結婚はできないし、それに、あの…」


「何?」


映司は根っからの楽天家だ。
これから先のお嬢様の事情は想像さえつかなかった。


「あ、あの、その…
体を重ね合わせる行為を、です。
お互い裸で…」


映司は気が遠くなってしまった。
咲子の口から繰り広げられるエロ過ぎる言葉達が、ある意味、新鮮で斬新で、映司に初めての快感を与えてくれる。

このシルクのネグリジェ効果で、映司の頭の中は悶々どころか、噴火へのカウントダウンが始まりそうだ。

映司は咲子の首元で、小さく息を吐いた。
自分の理性を取り戻すように。


「咲子ちゃん…
俺は咲子ちゃんに恋をしてる。
何もかも初めての感情で、どう対処していいのか分からないくらい。

俺、壊れたみたいだ…
寝ても覚めても咲子ちゃんの事しか考えられないよ」


男女たらしの映司様が、こんな事を言うなんて…
でも、自分の中でまったりしている咲子の体の柔らかさとぬくもりを手に入れるためなら、世界を敵に回しても負けるつもりはない。