イケメンエリート、はじめての純愛⁇



「堀江様、私たちの団体の決意を聞いてください。
堀江様がおっしゃったように、団体を一つに絞る事に決めました。
それで、その件に関してと、あと、お金の流れを、私、ちゃんと資料にしてまとめてきました。
これを読んでもらっていいですか?」


咲子はそう言いながら、カバンの中から紙の資料を取り出した。
そして、自分でもう一度確認をして、映司に心を込めてそれを渡した。

でも、映司はその資料にささっと目を通すだけだった。


「分かった。
これは後でゆっくり見させてもらう。
今日はもう仕事の話はやめ。

お互いの事を紹介し合おうか?
お互いを知らなきゃいい仕事はできないと、俺は思ってる。
それに、慈善事業とかは、そこのトップに立つ人間の人柄が作用すると思うんだ。

だから、俺に、咲ちゃんのストロングポイントやチャームポイントを教えてほしい」