イケメンエリート、はじめての純愛⁇



映司は咲子の積極さが大好きだった。
バカなエロおやじと思われてもいい、咲子のしたい事に何でも付き合うつもりだ。


「このベッド、昨日とレースの種類が違うんですよ」


レースの種類?
映司は咲子に言われてそのベッドを包み込むレースのカーテンを見てみるが、何が何だかさっぱり分からない。

咲子はその天蓋付きのベッドにそろりと腰を下ろした。
そして、ポカンと立っている映司に、ここへ来てと手招きをする。

このねっとりとした雰囲気に、映司の中の愚かな狼が喜んで目を覚ます。
アダルトビデオに出てくるような男にとっては最高のシチュエーションに、映司のあらゆる感情のスイッチが入って興奮で上手く息ができない。

でも、映司は、必死に平静を装って咲子の隣に座り込んだ。
荒々しい息をごまかしながら…


「レースの種類って?」


映司がそう聞くと同時に、咲子はその天蓋仕様のレースを引いてベッドを覆いつくした。
そして、リモコンで部屋の電気を消す。