映司の体は悲鳴をあげていた。
咲子は正真正銘の処女だったはずなのに、これまで映司が経験したどのセックスよりも最高の瞬間を作り上げてくれた。
もうやめられない…
俺の頭はおかしくなったのか…?
咲子の滑らかな肌と甘い吐息と切なすぎる囁きが、俺の全ての感情をリセットした。
もう、俺の全ては咲子で始まり咲子で終わる。
これからの俺の人生を、咲子に捧げる儀式をしてしまったみたいに…
「咲子ちゃん… 大丈夫か?」
映司の問いに咲子は頬を紅潮させて頷いた。
「大丈夫……
映司さん、私の事を愛してる…?
愛してるなら、私を死ぬまで抱いてください…」
咲子の純粋過ぎる真っ白な心は、こういう時でも真っすぐで素直な言葉を紡ぎ出す。
その言葉が、どれだけ映司の煩悩を掻き立てるのか計算もなしに。
映司は咲子の言葉だけで天に昇りそうになる。
でも、一人で昇りはしない。
最高級の快感を一緒に分け合って、二人抱き合って昇天しよう。
こんなにも全てがフィットする相手に、やっと出会えたのだから。



