イケメンエリート、はじめての純愛⁇



映司は咲子のペースに合わせようと思っている。
必ず映司のものになる咲子だけれど、咲子の心の準備はどうなのか、そういう事は映司にはさっぱり分からない。

でも、咲子の決断は早かった。
それは、そよ風が吹く程度に、いきなり始まった。


「映司さん……
私を抱いてください…」


ネグリジェの柔らかいレースの音をたてて、咲子が映司の首に抱きついてくる。


「咲子ちゃん、本当にいいのか…?
俺は、たぶん、途中で止める事はできないよ。
本当にいいなら、優しく気持ちよく、咲子ちゃんと交わりたい…
いい…?」


ちょっとだけ積極的な咲子の吐息だけで、映司の体はとろけそうになる。

丁寧に、優しく、ゆっくりと…
咲子の初めてをいい思い出にしてあげたいから…



咲子は映司のたくましい体に包まれて夢のようなひと時を送っている。
好きという言葉だけでは物足りない。
愛しているという言葉だって、今の咲子には何かが足りない。
映司のキスを体中に浴びて、咲子の心も体も映司の魅力にひれ伏している。

映司さんがいればそれだけでいい…
映司さんがいなきゃ生きていけない…
このまま死ぬまで、こうやって映司さんに抱かれていたい…