イケメンエリート、はじめての純愛⁇



俺は一体どうなってしまったんだ?
女性の裸なんて腐るほど見てきたはずなのにこんな風になってしまうなんて、童貞少年か? 俺は。

でも、息ができないほどの咲子の美しさは、映司の心臓に、咲子印のハートマークの弓矢を何本も突き刺した。
もう即死状態だ……

映司は必死の思いでドアを閉める。
咲子にこんな醜態を見られたくない。
でも、咲子の裸は何度も見たい。

映司は、またバスルームのドアを開けそうになる衝動を必死に抑えながら、息も絶え絶えでリビングのソファに寝転んだ。

異性を愛するという事に尊ささえ抱いていた。
自分とは違う女性の真の美しさに、初めて出会えた気がしたから。
男性にはない、柔らかくて温かい、触れるだけで幸せをもたらすもの。

すると、遠くから映司を呼ぶ声がする。


「映司さん、私、先にシャワーをいただきました」


映司は何事もなかったように、ソファに座りなおした。
そして、映司の目の前に現れた咲子を見て、もう映司は我慢の限界を超えた。