みんなの話を聞き、石上君がズバッと言った。
「だったら大曽根さん、介護事業部じゃなくて秘書課に配属になってよかったんじゃないか? 重役の下で働けるんだろ?」
た、たしかに石上君の言う通りだよね。大曽根さんが本当に玉の輿を狙っているなら、秘書課で働くのが一番だと思うけど……。
それに大曽根さんは同期の中でも一位、二位を争うほど美人だ。
秘書課は毎年スキルはもちろん、見た目重視で選ばれると他の同期から聞いていたけど、あながち嘘ではないと思う。
みんなの視線が大曽根さんに集中する。すると彼女は深いため息を零した。
「やだ、みんな本当になにも知らないのね」
そう前置きすると、大曽根さんは得意気に言った。
「働き出したらみんな知ることになると思うけど、実は介護事業部の部長って、社長の息子なのよ。しかも長男の方なの」
――え、社長の息子? 長男の方??
彼女の話を聞き、狼狽える。
だって社長の息子ってことは、おじさんの息子ってことでしょ? それにたしか上杉さんには大学四年生の弟がいた気がする。
「だったら大曽根さん、介護事業部じゃなくて秘書課に配属になってよかったんじゃないか? 重役の下で働けるんだろ?」
た、たしかに石上君の言う通りだよね。大曽根さんが本当に玉の輿を狙っているなら、秘書課で働くのが一番だと思うけど……。
それに大曽根さんは同期の中でも一位、二位を争うほど美人だ。
秘書課は毎年スキルはもちろん、見た目重視で選ばれると他の同期から聞いていたけど、あながち嘘ではないと思う。
みんなの視線が大曽根さんに集中する。すると彼女は深いため息を零した。
「やだ、みんな本当になにも知らないのね」
そう前置きすると、大曽根さんは得意気に言った。
「働き出したらみんな知ることになると思うけど、実は介護事業部の部長って、社長の息子なのよ。しかも長男の方なの」
――え、社長の息子? 長男の方??
彼女の話を聞き、狼狽える。
だって社長の息子ってことは、おじさんの息子ってことでしょ? それにたしか上杉さんには大学四年生の弟がいた気がする。



